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今月の「地域子育て支援センター みやざき」のおたよりを発行しました。
『もぐもぐ・かみかみ』について
「食べ物をよく噛まずに丸飲みしてしまっているようなんです。」という相談を時々受けます。
『乳幼児栄養調査』(平成27年度・厚生労働省)によると、「もぐもぐ・かみかみが少ない」は、0〜2歳児の保護者の中で2番目に多い悩みです。
意外と多い悩みなんですね。
先月の『おばあちゃん先生と遊ぼう』で、「口の奥のほうに食べ物を入れると丸飲みしやすい。口の手前のほうに入れるようにしてみて。」と神谷先生はアドバイスしてらっしゃいました。
また、前にも紹介した、宮前区地域みまもり支援センターの資料の中でも「よく噛まないこと」への工夫が紹介されています。参考にしてみてください。
大人が当たり前にしている〝食べ物を噛んで飲み込む〟ということが、物を食べ始めたばかりの乳幼児にとっては難しいものです。
先ほどの調査で、2歳以上になると「よく噛まない」は6番目になり、年齢が上がるにつれて、悩みに挙げる人の割合は減っていきます。
すぐに上手に噛めるようにならなくても、長い目で見てあげてくださいね。(うきた)
※幼児食について
お子さんにたくさん絵本を読んであげたいですよね。
そうはいっても、お子さんが、絵本の中の物語に興味をもつのは少し先。
だったら、ママやパパが絵本をじっくり読んで、まずは絵本を楽しんでみてください。
みやざき文庫で紹介する絵本は、どれも絵が素敵で、とてもきれいな日本語でかかれて、
読み終わった後には、「ああ、よかったね。」「世の中ってすてきだね」
と思わせてくれる本を選りすぐりました。
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「ありがとうのえほん」
フランソワーズさく 偕成社
温かみのある色調とイラストで、子どもたちが生活の中で出会う様々なものひとつひとつに「ありがとう」と伝えていきます。大切にしたい言葉でありながら、なかなか素直に出てこない言葉でもありますが、この本を読んだら誰かに「ありがとう」って言いたくなりますよ。
「ゆうびんやのくまさん」
フィービとセルビ・ウォージントン さく・え まさき るりこ やく 福音館書店
クリスマスのまえの日、ぬいぐるみのようなちいさなくまさんが、テキパキと仕事をこなす姿が描かれています。くまさんは、まわりの人々にとても礼儀正しく接し、規則正しい一日を過ごします。子どもたちは、くまさんに自分を投影して、ちいさくてもきちんと仕事をやりとげる姿に大きな満足感を得られると思います。子どもたちに、しつけを目的とした本を手渡すのではなく、こんな人になりたいなという憧れの存在を、絵本の中に見つけられるといいですね。 シリーズで「パンやのくまさん」「せきたんやのくまさん」「うえきやのくまさん」があります。
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